レーザー光の安全性Safety

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レーザー光の安全性

レーザー光の安全性

	レーザーの放射光は、人体に対して有害です。発振中のレーザーの放射光を直接覗き込んだり、レンズ等の光学系を通して見ることは大変危険ですから、絶対に避けてください。特に紫外光･赤外光は目に見えないため、特に注意が必要です。
	レーザーの放射光は、人体に対して有害と考え、関係者には充分教育してください。
	可視光レーザーは、目で見ることができるため、回避行動が瞬時に行えますが、安全対策は十分に行ってください。
	レーザー製品の取り扱いは、JIS｢レーザー製品の安全基準(JISC6802:2014)及び、労働安全衛生法｢レーザー光線による障害の防止について｣に従ってください。

レーザー製品の安全クラス

	【クラス1】直接ビーム内観察を長時間行っても、またそのとき、望遠光学系を用いても安全であるレーザ製品。可視光の場合、特に周辺が暗い環境では目がくらむなどの視覚的影響がある。
	【クラス1M】直接ビーム内観察を長時間行っても安全であるレーザ製品。双眼鏡のような望遠光学系を用いた場合、目の障害を引き起こす可能性がある。可視光の場合、特に周辺が暗い環境では目がくらむなどの視覚的影響がある。
	【クラス2】 400nm～700nmの波長範囲の可視光を放出するレーザ製品。瞬間的な被ばくのときは安全であるが、意図的にビーム内を凝視すると危険なレーザ製品である。特に周辺が暗い環境下では残像などの視覚的な影響があるため注意が必要である。
	【クラス2M】可視のレーザビームを出射するレーザ製品であって、光学器具を用いない裸眼に対してだけ短時間の被ばくが安全なレーザ製品である。特に周辺が暗い環境下では残像などの視覚的な影響があるため注意が必要である。眼鏡のような望遠光学系を用いた場合、目の障害を引き起こす可能性がある。
	【クラス3R】直接のビーム内観察条件で障害が生じるリスクは比較的低くクラス3Bよりも緩和している。意図的な直接的ビーム内観察は危険である。クラス2レーザ同様、視覚的な影響があるため特に注意が必要である。
	【クラス3B】目へのビーム内露光が生じると偶発による短時間の露光でも、通常危険なレーザ製品。軽度の皮膚障害又は可燃物の点火を引き起こす可能性がある。